「働きながら学習ができる社会人向けのプログラミングスクールに通いたいけど、何を基準に選べばいいかわからない・・・」
転職や副業やスキル獲得などのために、スクールに通ってプログラミングを学ぼうと考える人は多いと思います。
しかし、プログラミングスクールは大小含めかなりの数があるため、どこを選んでいいか分からないという場合も多いでしょう。
そこでこの記事では、社会人の方がプログラミングスクールを選ぶ際に気を付けるべきポイントや、おすすめのスクール10選について紹介していきます。
スクール探しに困っている場合は、是非参考にしてください。
社会人向けプログラミングスクールを選ぶポイント
社会人の方がプログラミングスクールを選ぶ際は、以下のような点にこだわりながら探した方がよいでしょう。
オンライン学習が可能か
社会人向けのプログラミングスクールですから、当然働きながら通うことが前提になると思います。
よって、通学の手間が省けるオンライン学習を選択するのが理想です。
通学形式のスクールですと、どうしても移動時間が発生してしまいます。
しかしオンライン形式ならば、自宅にて自分の都合のよい時間に学習を進めることができるので非常に効率が良くなります。
教室まで通学して、そこで講師から対面で教えてもらう良さももちろんありますが、忙しい社会人ですから、できるだけ無駄な時間を作らないようにすることを意識すべきです。
カリキュラムの充実度
カリキュラムの内容がどれくらい充実しているかというのも大事なポイントです。
「短い期間でエンジニアになれる」という謳い文句は魅力的ですが、開発現場で通用するようなレベルのスキルや自走力を身に付けるには、短時間の学習では到底不可能です。
なお、弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ」では、1,000時間の学習を想定したカリキュラムを組んでいます。
RUNTEQの学習内容やカリキュラムは、以下のページから確認できます。
転職支援の内容
プログラミングのスキルを高めるだけで、開発会社への就職・転職がうまくいくわけではありません。
- 履歴書での志望動機の書き方
- 面接での受け答え
- ポートフォリオの内容
こういった対策も行っていかなければ、希望の企業に採用してもらうことは難しいでしょう。
スクールを選ぶ際は、転職についての支援はあるのか、ポートフォリオ作成に関してサポートしてくれるのか、といった部分も意識すべきです。
料金が適正か
スクール選びの際には、料金面についてもしっかり確認するようにしてください。
ついつい料金の安いところを選びたくなりますが、ただ安ければいいというわけでもありません。
いくら安くとも、通った結果何も得るものがなければ、安物買いの銭失いになってしまいます。
もちろん、高すぎる場合も注意が必要です。
高額な費用を払うだけの価値があるカリキュラムが用意されているならばまだしも、払う金額に見合わない薄い内容だった、ということも少なくありません。
特に、広告費や人件費を使いすぎているスクールは、学習内容に見合わない高額な受講料を設定していることがあります。
プログラミングスクールの適正な料金については一概には言えませんが、開発現場で通用するレベルのスキルや知識を身に付ける学習を行うためには、目安として40~50万円ほどの費用が妥当かと思われます。
口コミや評判はどうか
今や、少し探せばネット上でいくらでも口コミが探せる時代です。
特にTwitterでは生の声が拾いやすいのでおすすめです。
探し方は簡単で、単にTwitter検索でスクール名を入力して検索するだけです。
これで、そのスクールに実際に通った人のリアルな口コミや、巷での評判、生徒さんたちの学習環境などがわかります。
例えば、弊社が運営するプログラミングスクールである「RUNTEQ」という名前で検索をかけてみると、以下のようなツイートがヒットします。
【RUNTEQへご入学のみなさま】
僭越ながら、入学して半年以上経った、一受講生からアドバイスを…。RUNTEQの特によいところはコミュニティです☺️
お仕事の都合などもあるかと思いますが、できるかぎりイベントや懇親会に参加してみましょう!
有志開催のオフラインイベントがあれば、それもぜひ!💪🏻— shoko🦁⚖️👩 (@10tealights) September 22, 2022
ぼったくりでスキルが身につかないスクールは滅びればいいと思っているけどフィヨルドブートキャンプとかRUNTEQみたいないいスクールは増えて欲しい。それしかエンジニア不足を解決する方法がないと思ってる。#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— ゆうだい@Happiness Chain (@yudai_on_rails) October 20, 2022
💻:学習12~14日目
(取り組み)
・Ruby入門のChapter3~Chapter5の途中まで
(15日目の取り組み)
・Ruby入門のChapter5終わらせるアウトプットに時間をかけすぎてしまったことが反省。次回からつまづいた所を重点的にNotionにアウトプットする方法に変更してみようと思います!#RUNTEQ
— Misaki (@Mi_Web_engineer) October 22, 2022
今日、課題のリポジトリにアクセスできなくて講師の方にdiscordで解決してもらったんやけど、その少しの間でも誰かと話すことができて最近落ち気味のモチベ回復した!
ありがとうございます😭#RUNTEQ#1000時間チャレンジ— joji | RUNTEQ32期 (@ima_j_runteq32) October 21, 2022
どこが正解ということはないんだろうけど、、
RUNTEQはやっぱりレベル高そうだよな〜Web系に強そうなイメージある
今更ですけどね😮💨
— たーぼう (@ta_bouya_) October 18, 2022
ごく一部ですが、ヒットしたツイートを掲載させていただきました。
是非、気になるプログラミングスクールの名前でTwitter検索をしてみてください。
そのスクールの本当の姿が見えてくるはずです。
社会人におすすめのプログラミングスクール10選
以下に、働きながらでも学習ができる社会人におすすすめのプログラミングスクールを10個紹介します。
主に、オンラインでの学習がメインになっているスクールを取り上げています。
RUNTEQ(ランテック)
受講料 | 550,000円 |
学習期間の目安 | 1000時間(6~9か月) |
コース | ■Webマスターコース |
講師 | 現役エンジニア |
学習できる言語 | Ruby,Rails,SQL,HTML/CSS,JavaScript,など |
転職支援/ポートフォリオ作成支援 | 両方ともサポートあり |
■約1,000時間という圧倒的な充実度を誇るカリキュラム
■徹底したポートフォリオ支援
■開発現場が求めるレベルのスキル・自走力が身に付く
RUNTEQは、Webエンジニアの育成に特化したプログラミングスクールです。
大きな特徴としては、約1000時間もの学習時間を目安としている点。
この規模は業界トップクラスであり、卒業生たちの自走力のついては定評があります。
また、就職時・転職時において非常に重要な「ポートフォリオ」の支援についても力を入れていることから、RUNTEQ卒業生たちのポートフォリオにはユニークなものが多いです。
Webエンジニアとして就職して、現場で活躍できるエンジニアになりたい人はRUNTEQはおすすめです。
TechAcademy(テックアカデミー)
受講料 | 174,900円~547,800円 |
学習期間の目安 | 4週間~24週間 |
コース | ■はじめてのプログラミングコース ■はじめての副業コース ■フロントエンドコース ■Webアプリケーションコース ■PHP/Laravelコース ■WordPressコース ■Javaコース ■エンジニア転職保証コース …など |
講師 | 現役エンジニア |
学習できる言語 | HTML/CSS,Ruby,Ruby on Rails,PHP,Laravelなど |
転職支援/ポートフォリオ作成支援 | 転職サポートあり |
■講師は全員「通過率10%」の現役エンジニア
■豊富に用意された受講コース
■「教育訓練給付制度」の対象となる講座もあり
TechAcademyには、非常に多くのコースが用意されていることから、自分の目的に合わせて学ぶ内容を細かく選ぶことが可能となっています。
また厚生労働省が実施している、受講料のうち最大70%が支給される「教育訓練給付制度」の対象となるコースもあるため、場合によっては格安での受講が可能となります。
DMM WEBCAMP
受講料 | 169,800円~910,800円 |
学習期間の目安 | 1か月~4か月 |
コース | ■はじめてのプログラミングコース ■Webアプリケーションコース ■PyThonコース ■Javaコース ■PHP/Laravelコース ■フロントエンドコース ■データサイエンスコース ■AIコース ■短期集中コース ■専門技術コース ■就業両立コース …など |
講師 | 現役エンジニア |
学習できる言語 | HTML/CSS,JavaScript,PHP,Laravel,Python,Ruby,Ruby on Railsなど |
転職支援/ポートフォリオ作成支援 | 両方ともサポートあり |
■転職成功率98%の実績を誇る
■3,000回以上の改良を加えた独自カリキュラム
■条件を満たせば最大70%が教育訓練給付金として支給される
非常に高い転職成功率が特徴的なDMM WEBCAMP。
充実したカリキュラムに加え、レベルの高い講師陣による支援もあることから、転職において確かな実績をあげています。
Code Camp
受講料 | 198,000円~594,000円 |
学習期間の目安 | 2か月~6か月 |
コース | ■プログラミングコース ■エンジニア転職コース ■オーダーメイドコース |
講師 | 現役エンジニア |
学習できる言語 | HTML/CSS,JavaScript,Java,PHP,Laravel,Python,Ruby,Ruby on Rails,Swiftなど |
転職支援/ポートフォリオ作成支援 | 両方ともサポートあり |
■受講者数が5万人を突破している
■通過率8%の厳選された現役エンジニアが講師を務める
■一人一人に合わせたレッスンを提供
CodeCampの教育品質の高さには定評があり、多くのIT企業が研修材料として導入しています。
現在では、導入企業が300社を超えているほどです。
なお「エンジニア転職コース」を修了すれば、国際規格のスキル証明となる「オープンバッチ」をもらうことができるため、転職に有利に働きます。
tech boost(テックブースト)
受講料 | 126,500円~408,320円 (上記に加えて月額32,780円+メンタリング料金) |
学習期間の目安 | 3か月~12か月 |
コース | ■ブーストコース ■スタンダードコース |
講師 | 現役エンジニア |
学習できる言語 | HTML/CSS,JavaScript,Java,PHP,Rubyなど |
転職支援/ポートフォリオ作成支援 | 転職やフリーランスになるための支援あり |
■フリーランスに特化した専用カリキュラム
■作りたいサービスに向けてのマンツーマンサポート体制
■チャットで24時間質問可能
エンジニアとして就職するためではなく、フリーランスのエンジニアとして働けるようになることに特化したスクールです。
企業に勤めるのではなく、自分一人の力で食べていきたいという方には向いているスクールでしょう。
COACHTECH(コーチテック)
受講料 | 440,000円~550,000円 |
学習期間の目安 | 5か月~7か月 |
コース | ■5か月プラン or 7か月プラン |
講師 | 現役エンジニア |
学習できる言語 | HTML/CSS,JavaScript,Vue.js,Nuxt.js,PHPなど |
転職支援/ポートフォリオ作成支援 | 案件保証あり |
■フリーランスエンジニアの育成に特化
■模擬案件開発により、開発現場に近い形で実践的な学習が可能
■プログラミング学習の挫折率がたったの3%
COACHTECHは、上記のtech boostと同様に、フリーランス育成に特化したプログラミングスクールです。
特徴的なのは、「COACHTECH Pro」という仕組みによって未経験でも開発案件の受注が可能となることです。
フリーランスで活動する際にもっとも難しいのが案件獲得なので、その土台を作ってくれるこの仕組みは、これからフリーランスとして活動していきたい人にとっては大変貴重でしょう。
ヒューマンアカデミー
受講料 | 722,700円 |
学習期間の目安 | 12か月 |
コース | ■プログラマー総合コース |
講師 | 全員が現役エンジニアではない |
学習できる言語 | HTML/CSS,JavaScript,Pythonなど |
転職支援/ポートフォリオ作成支援 | 転職支援あり |
■プロ講師の映像教材が見放題
■オンラインと通学のどちらにも対応
■求人紹介/履歴書添削/面接対策といった転職サポート
あらゆる資格講座やスキル講座を展開しているヒューマンアカデミーですが、プログラミングの講座も存在します。
オンラインでの受講も可能ですし、直接教室へ行って質問できることもできるので、自分の都合に合わせて勉強を進める事ができます。
デジハリ・オンラインスクール
受講料 | 68,200円~96,800円 |
学習期間の目安 | 3か月 |
コース | ■Python講座 ■PHP講座 ■JavaScript講座 |
講師 | — |
学習できる言語 | HTML/CSS,PHP,Python,JavaScriptなど |
転職支援/ポートフォリオ作成支援 | なし |
■ライブ授業と動画授業を中心に学習が進められる
■ライブ授業ならばわからないことをその場で質問できる
■プログラミングに加え、Adobeソフトの使い方も学べる
Adobeが提供するスクールとなっており、プログラミングだけでなくデザインに関する学習も可能となっています。
なお「Adobeマスター講座」を受講すれば、通常60,000円必要となるところ実質39,980円でAdobe Creative Croudを利用することができるようになります。
Adobe Creative Croudに加入することで、Adobeソフトをすべて自由に使うことが可能です。
KENスクール
受講料 | 10,000円~27,000円(月謝制) |
学習期間の目安 | 月謝制のため、本人がやめるまで継続 |
コース | ■プログラミングコース ■Web・DTPデザインコース ■ネットワークコース ■CADコース ■オフィスコース |
講師 | 全員が現役エンジニアではない |
学習できる言語 | HTML/CSS,JavaScript,JQuery,Java,PHP,VB,VBA,C言語,C++など |
転職支援/ポートフォリオ作成支援 | 転職支援あり |
■開校30年以上の老舗スクール
■通学式の個別指導
■オンラインでの対応もあり
これまでオンラインでの受講がメインのスクールを掲載してきましたが、こちらのKENスクールは通学による個別指導形式がメインのスクールとなっています。
オンライン対応もありますが、基本的には通学する形となります。
常に講師から対面で教えてもらいたいという人には向いているでしょう。
GEEK JOB
受講料 | 0円~437,800円 |
学習期間の目安 | 1か月~3か月 |
コース | ■スピード転職コース ■プログラミング教養コース ■プレミアム転職コース |
講師 | — |
学習できる言語 | HTML/CSS,Java,Ruby,Ruby on Rails,GitHub,SQLなど |
転職支援/ポートフォリオ作成支援 | 転職支援あり |
■スピード転職コースならば無料で受講可能
■最短1ヶ月でエンジニアになれる
■主な利用者層は20代
GEEK JOBは、無料で受講できるコースがあるというのが最大の強みです。
ただし無料コースの場合、GEEK JOBと提携している企業にしか就職ができなくなるため、就職先が限定されてしまうという点だけ要注意です。
社会人がプログラミングを学習するメリット
社会人がプログラミングを学習することで、以下のようなメリットを享受することができます。
平均年収の高い職種であるITエンジニアを目指せる
将来性が高く、平均年収も他の職種と比べると高めであるITエンジニアへの転職を目指すことができます。
特にWeb系企業ならば、未経験エンジニアでもスキルやポートフォリオ次第で積極的に採用してくれます。
年収にこだわりたい場合は、エンジニアへの転職を目指してみるのもよいでしょう。
副業で稼げる
本業ではエンジニアとまったく関係ない仕事をしていたとしても、プログラミングのスキルを身に付ければ、副業で案件を獲得して稼ぐことができます。
「ただスクールで勉強しただけの人間に、案件の獲得なんてできるの?」
こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、まったく問題ありません。
今では、ランサーズやクラウドワークス、ココナラといったクラウドソーシングサービスを利用すれば、未経験エンジニアでも案件を獲得することは可能です。
最初はかなり安い報酬しかもらえないことが多いですが、実績を重ねていけば、場合によっては本業以上の収入を副業で得られるようになるかもしれません。
職場でスキルを活かせる
ITエンジニアへ転職する気がなくとも、プログラミングを学んでおくメリットはあります。
プログラミングを学んだことにより、日々の業務の中で「これはシステム化した方が効率がいいのでは?」と気づくことが増えるはずです。
そこで実際にシステム化を行い、業務効率を上げる事ができれば、職場での自分の評価を高める事ができるでしょう。
アナログな作業が多い職場ならば、特に重宝される可能性が高いです。
まとめ
以上、社会人におすすめなプログラミングスクール紹介や、スクールの選び方についてでした。
今や、世の中にはかなり多くのプログラミングスクールが存在します。
その中から自分にとってベストなスクールを探すのは大変ですが、妥協せず、徹底的に調べることが大事です。
なお、ほとんどのスクールが無料相談会を実施していますので、まずはそちらへ足を運んでみるのもよいでしょう。
くれぐれも勢いで申し込まず、じっくりと比較検討を行うようにしてください。
- 社会人向けプログラミングスクールを選ぶ時は、適当に探さずに根拠を持って選ぶ
- TwitterなどのSNSを活用して、スクールに対するリアルな口コミを読むべき
- プログラミングを学ぶことで多くのメリットが生まれる