「Webエンジニアになりたいけど、『Webエンジニアはつらい』という話をよく聞くから目指すのが怖い」
「具体的にどういう部分がつらいのだろう」
Webエンジニアを目指そうと思ってネットで検索をかけてみると、ネガティブな言葉も多く出てくるため、目指すべきかどうか悩んでしまうという方も多いでしょう。
例えば、以下のようなネガティブワードがよく目につきます。
- Webエンジニア つらい
- Webエンジニア やめとけ
- Webエンジニア きつい
では、実際にどんな部分でWebエンジニアはつらいと言われているのでしょうか?
また、そんなつらいWebエンジニアを続けている人は、なぜ続けることができているのでしょうか?
こういって疑問を解決するため、この記事では以下のような点について詳細に解説していきます。
- Webエンジニアがつらいと言われる具体的な理由は?
- どんな人がWebエンジニアに向いている?
- つらいと言われるWebエンジニアになるメリットは?
Webエンジニアがつらいと言われる理由5選
Webエンジニアとして働くのが「つらい」と言われるのは、主に以下の5点が理由となります。
日々勉強が必要
Web業界の技術革新は日進月歩であり、ほんの数年前に使えた技術が「もう古い」と言われてしまうことさえあるくらいです。
例えば、現在いろいろな最先端企業で採用されている「React」や「AngularJS」なども、近年一気に広がり導入されるようになりました。
このように、いつの間にか新しい技術が登場し、それが主流になるという現象が起こるのがWeb業界です。
時には、1年前の技術ですら古いと言われてしまうこともあるのです。
従って、常にアンテナを張り、最新の情報をキャッチアップできるようにしておき、何か新たな技術が出てきたのならば、プライベートな時間を削ってでも勉強時間に充てて身に付けていかなければなりません。
そういった向上心なくして、Webエンジニアとしてやっていくのは非常に困難です。
仕事が終わった後でも自由に過ごすことがままならず、常に勉強を続けなければいけないという点が「Webエンジニアはつらい」と言われる一番の要因でしょう。
一人でこなす範囲が広い
Webエンジニアに求められる能力は、開発力だけではありません。
実に多くの能力が求められます。
例えば、他のエンジニアとのコミュニケーション能力も必要ですし、開発力の他にWebデザインやSEOといったWeb関連の知識を求められることもあります。
これらは、クライアントに応じて柔軟に対応していかなければなりません。
特にスタートアップ系企業は少数精鋭でやっていることが多いので、必然的に一人にかかる負担も大きくなってしまいます。
特にプロジェクトの立ち上げ時期などは激務になるケースが多いです。
アジャイル開発によるスピード感が求められる
システム開発には、主に「ウォーターフォール方式」と「アジャイル方式」という2種類が存在します。
主に大手SI企業が採用する方式。
まずどういうソフトウェアを開発するかを事前にしっかり企画し、機能や仕様を詳細に詰め、それから「設計」・「実装」・「テスト」と水が上から流れるようにプロジェクトを進めていく方式のことをウォーターフォール方式と呼びます。
基本的に一度決まった工程に変更を加えることはなく、工程通りに開発が進められていきます。
主にスタートアップ系企業が採用する方式。
「設計→実装→リリース→検証」を短いスパンで行い、検証結果を踏まえた上で再び「設計の見直し→改修→リリース」を行う、という方法を繰り返す方式です。
途中での仕様変更は日常茶飯事で、「こうした方がよい」となれば、すぐに仕様が変わります。
その分、より良いサービス・アプリが短期間で完成するというメリットがあります。
Web業界では、主にアジャイル方式が採用されています。
よって、顧客の要望に応じて柔軟に対応しつつスピード感のある開発を行わなければなりません。
その分、開発する側のWebエンジニアとしてはスケジュールが立てづらく、負担を感じやすいという側面もあります。
予定通り進まないことも多々ある
スタートアップ系の企業の納期は、ただでさえタイトです。
その上、急な仕様変更が頻繁に発生します。
最初に打ち合わせた要件定義やスケジュールもあまり信用できず、常にその場その場に合わせて臨機応変に動いていかなければなりません。
自分の中できっちりと開発スケジュールを立ててこなしていくような完璧主義タイプの場合、かなりのストレスになるでしょう。
完全なる実力主義
Web業界は、年功序列もありませんし、学歴による優遇もありません。
必要とされるのは「今何ができるのか」「今どれだけのスキルがあるのか」という部分のみです。
年齢も性別も学歴も職歴も一切関係なく、今こなすべき案件に対してどれだけの力を発揮できるのかのみが問われるのです。
従って、どれだけ努力しようとも、仕事のレベルが求められている水準に達さなければ評価されることはありません。
「成果は出てないけど、頑張ってるからまあいいか」という概念は通用しないのです。
とにかく結果を出さなければ何も評価してもらえない、という点もつらい部分でしょう。
Webエンジニアに向いている人の特徴
上記の「Webエンジニアはつらい」という理由だけを見ると、「Webエンジニアになるなんて無理だ」と考える人も多いかもしれません。
しかし、何事も向き不向きがあります。
以下のようなタイプの人は、Webエンジニアに向いている可能性が高いです。
好奇心旺盛な人
Webエンジニアほど、好奇心を満たしてくれる仕事は珍しいでしょう。
目まぐるしく最新の技術が入れ替わるため、
「常に新しいことにチャレンジしたい」
「未知の技術に触れたい」
というような好奇心をいつでも満たしてくれます。
常に流行の最先端にいたいという人にはWebエンジニアは最適です。
論理的思考が得意な人
プログラミングは、言い換えれば論理の構築です。
「何をしてどうすればこうなるのか」の繰り返しにより、システムが作られていきます。
あまりに論理的な思考をひけらかすと「理屈っぽい」と言われてしまうこともありますが、感情抜きに数字やロジックだけに注目して考えられる人には向いている職種です。
実力で年収を伸ばしたいと考えている人
日本には、まだまだ年功序列という考え方が残っています。
歴史ある大企業ほど、なおさらです。
しかし、Webエンジニアの世界では年功序列など一切存在しません。
実力だけで決まる世界です。
努力すればするだけ報われるのです。
「ただ長年在籍しているっていうだけで、なんであの人はあんなに高い役職と年収をもらえるのだろう」
Web業界では、こんな不満を抱えることはありません。
成果に応じた年収をもらうことができます。
Webエンジニアのメリット
厳しいイメージのあるWebエンジニアですが、それでも目指す人がいるということは、それなりにメリットがあるからです。
では、どのようなメリットがあるのでしょうか?
以下にて紹介していきます。
高い将来性
Webエンジニアを目指すための最も大きなメリットは、将来性と言えるでしょう。
国の調査によっても、将来のIT人材不足は大変深刻なものになると予測されています。
最大79万人のIT人材不足に陥るという予測です。
前述の通り、エンジニアの中でも「Webエンジニア」は特に働き続けるためのハードルが高いので、その分需要も高く、将来的にも非常に明るいということが言えます。
柔軟な働き方ができる
Web業界は働き方に対して非常に柔軟です。
従って、働く時間帯や服装も自由で、特に縛りがないということも多いです。
場合によっては、出社せずにリモートワークで働くということも可能になってきます。
もちろん、すべては自分が持つスキル次第という部分もあります。
会社に貢献できるスキルもない状態で、あれこれと自分の要求を通そうとしても無理ですが、努力して開発力を身に付ければ、どのような働き方に対しても柔軟に応じてくれる企業が多いというのがWeb業界の特徴です。
年収が上がるスピードが速い
Webエンジニアは、学ぶことが多いというつらい側面もある一方、年収が上がるスピードが速いというメリットがあります。
伝統ある職種・企業の場合、解雇されにくかったり福利厚生が充実していたりといった良い部分があるものの、年収アップに関しては年功序列で、どれだけ頑張っても若いうちの昇給額はそれほど高くないということが多いです。
しかしWebエンジニアの場合、採用直後こそやや低めの年収となることはありますが、そこから努力してスキルを高め、成果を出し続ければ、他の職種では考えられないようなスピードで年収を上げていくことが可能です。
未経験でも採用される
今も伸び盛りであり、人材も不足しているWeb業界なので、スキルさえあれば現場未経験の人でも採用するという企業が多いです。
他の理系の技術職や士業では学歴や非常に難易度の高い資格が必要です。一方で技術を身につければ異業種から未経験でも転職が可能です。
未経験からWeb系エンジニア転職のためのロードマップを作成しましたので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
まとめ
Webエンジニアは、確かに独特の過酷さも存在するため、「つらい」と感じる人もいるようです。
実際に、途中でリタイアするエンジニアも一定数います。
しかし、前述した「Webエンジニアに向いている人の特徴」に当てはまる項目が多い人ならば、つらさを克服してやっていける可能性も充分にあります。
未経験だからと恐れることなく、是非前向きにチャレンジしてみるべきでしょう。
なおその際、独学はあまりおすすめできません。
プログラミング学習の挫折率は約90%と非常に高いため、独学のみでやり通すのは並大抵のことではないからです。
仮にやり通せたとしても、間違った学習法によって無駄な遠回りをしてしまった、というケースも考えられます。
従って、本気でWebエンジニアを目指すのならば、プログラミングスクールの利用が好ましいでしょう。
それなりの費用は必要となりますが、以下のようなメリットを享受できます。
- エンジニアを目指す仲間がいるのでモチベーションを維持しやすい
- 難題にぶつかっても講師に相談できる
- 勉強のペースが管理されるためスケジュール通りに進められる
- 就職時にアピールできる
時間を無駄にしないためにも、スクールを利用して最短で必要な知識とスキルを身に付けるいうのが最も効率的な学習方法となります。
RUNTEQでは、開発現場が求めるレベルに到達できるWebエンジニアを養成するためのカリキュラムを組んでおります。
受講生からは、時に「厳しい」「難しい」という声が上がりますが、その分最後までやり通した時の恩恵は高く、転職成功者のWeb系開発企業の内定率は98%となっております。
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