「Progateを何周もやり込んでも意味がないって本当?」
「効率的なProgateの学習方法を知りたい…」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
学習コースを何度もくり返しても実力がつかない感覚になったり、ずっとProgateをやっていても意味がないのかも…と思う方も少なくないでしょう。
そこで今回は、下記の内容を解説していきます。
- Progateを何周もやっても意味がないと言われる6つの理由
- Progateで効果的に学ぶ3つの方法
- プロゲートの後にやるべきこと
今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつもWeb系エンジニアへの転職を目指す人に向けてのプログラミングスクールを運営している弊社が、Progateをやるのに「意味はない」と言われる理由について解説していきます。
この記事を最後まで読めば、Progateを使った正しい学習方法がわかり、現場で活躍できるWebエンジニアに一歩近づくことができます。
Progateの学習方法に悩んでいる方はぜひ最後まで記事を読み進めてみてくださいね。
Progateをやっても意味がないと言われる6つの理由
プロゲートをやっても意味がないと言われる理由としては以下の6つが挙げられます。
- 暗記ばかりで知識が定着しない
- 指示された内容を書くだけだから
- 実務では環境構築も重要だから
- コーディングの幅が広がらない
- いろんな言語に手を出しすぎると中途半端になる
- Progateの全てを理解しても実力がつかない
逆に言えば、上記6つを意識しながらProgateを使えば、効率的に学習を進められるということです。1つずつ順番に解説していきますね。
1.暗記ばかりで知識が定着しない
Progateではレベル制度があるため、レベル上げに夢中になってしまいコースを何周もくり返し学習してしまう人がいます。
しかし、レベル上げが目的になるとソースコードを無意識に暗記してしまったり応用力が身に付かないため、実力を上げたい場合にはおすすめできません。
もちろん、ある程度はソースコードを覚えるために暗記することは必要です。しかし、1番大事なのは「なぜそのコードを書いたのか?」を理解すること。理解しておけばスムーズに調べることができて問題解決に近づきやすいでしょう。
- まずは手を動かしながら理解する
- 不明点は調べて自己解決する
- 上記を繰り返しながら場数を踏む
開発現場ではソースコードを1から書く時間より、手を動かして調べながら作業する流れが一般的です。最初は大変に感じますが、場数を増やせば対処法も自然と理解できるため安心してください。
反対に、暗記ばかりだとその場しのぎになり知識が定着しづらいので注意してくださいね。
2.指示された内容を書くだけだから
プロゲートは初心者向けに作られたWebサービスのため、ソースコードに書くべきコードを明記してあります。
- スライドを見て学ぶ
- ソースコードの指示を見てそのまま書き写す
- 正解なら次のスライドに進む
上記の通り、学習コースでは指示された通りの内容を書くだけで次に進めてしまいます。そのため挫折はしづらいですが、指示内容を書くだけでは一向に実力は上がりません。
全体像を掴むのには最適ですが、1から同じコードを書いて欲しいと言われれば手も足も出せない状況になるでしょう。
もちろん、道場コースでは力試しとして1からWeb制作にチャレンジすることができます。
しかし、プログラミング学習コースでは指示通りに書くだけの作業感が出てしまうことも否めません。指示された内容を書くだけの状態を見て「プロゲートをやっても意味はないのでは?」と一部の方は思ってしまいます。
3.実務では環境構築も重要だから
プロゲートでは環境構築は不要ですが、実務では環境構築も重要になってきます。そのため、何周もProgateだけに取り組むのは意味がないでしょう。
Progateを始めたばかりの方には知らないものが多いと思いますが、プログラミングをする前段階で環境構築やソフトのインストールが必要になります。
開発現場でWeb制作やWeb開発に取り組む場合は、事前準備も大切になってくるため、Progateばかりをくり返しても意味がないと言われます。
4.コーディングの幅が広がらない
Progateはなるべく学習途中に挫折しないよう初心者向けに作られています。挫折はしないのですが、同じコードを書き続けることでコードの引き出しが増えづらくなります。
楽しく学習するにはうってつけのサービスですが、今後Webサービスやアプリを開発するには、さまざまなコードの引き出しを持っておいた方が表現の幅が広がるのでプラスです。
- 自分で1からWebページやWebアプリを作ってみる
- 悩みながら自力で解決するまで調べる
- あらゆる書き方やを調べてコードの引き出しを増やす
同じコードを書いているばかりでは、課題にぶつかった時に対処できず挫折してしまうこともあります。Progateだけでは柔軟に対応できないでしょう。
5.いろんな言語に手を出しすぎると中途半端になる
Progateは「レベル」という概念があるため、学習を進めるほどレベルが上がりモチベーションを維持しやすい工夫がされています。さまざまな言語を学べますが、広く浅くで知識が定着しないといった問題もあります。
実際は、1つの知識を深く学習していないので中途半端になっている可能性が高いです。
- Progateで学ぶ内容は初心者向けの基礎内容だから
- プロダクト作成ではつねに新たな知識を勉強しないといけないから
多くの言語を広げたり復習を何度もするだけでレベルがどんどん上がるため、その快感で繰り返してしまう方も少なくないでしょう。
しかし、あらゆる基礎知識を詰め込んでも、頭でっかちで中途半端な状態になるだけでは効果はあまり期待できません。
6.Progateの全てを理解しても実力がつかない
プログラミング初心者の中にはProgateを何度もくり返して全部を理解しようと思いますが、残念ながらその状態では実力は身につきません。なぜなら、プロゲートで学習するレベルは基礎中の基礎だからです。
スポーツで例えると、ルールブックを読み込んでいるけど一度もプレイしない状態に近いでしょう。基礎的な知識が身についた後は、試合に出たりと実践的な内容を積み重ねないとスキルが上がらないですよね。プログラミングもそれと同じです。
- 基礎知識を定着させる
- 手を動かしながら課題を見つける
- 調べながら解決する
プログラミングスキルを上げるには上記の手順を何度も繰り返さないといけません。
Progateのレベル上げは、1番目をひたすらやり続けているようなもので、ルールブックをずっと読み込んでいる状態に近いのです。
Progateで上記のサイクルを回すなら、難易度の高い道場コースで手を動かしながら学ぶのをおすすめします。
道場コースは学習コースと比べて難易度が上がりますが、つまづきやすい理由や乗り越える方法を解説している記事がありますので、参考にしてみてくださいね。
Progateで効果的に学ぶ3つの方法
ありますよ!以下の3つの方法を意識しながらProgateを活用してみてください。
- 基礎学習を何周もしない
- 道場コースで難しいと思ったところは飛ばす
- 全体像を掴むことを目的に学習する
Progateは正しく使えば効果的にプログラミング学習の理解度を深めることができます。
1つずつ順番に解説していきますね。
1.基礎学習を何周もしない
Progateを始めた方で共通するのが、プログラミング学習コースを何周も行うこと。基礎学習は1〜2周ほどを目安に取り組むといいでしょう。
明確な基準はありませんが、目的を決めて周回するのがベストでしょう。
1周目:プログラミングの知識をザッと学ぶ
2周目:1周目でつまづいた部分を重点的に学び復習する
上記の学習方法はあくまでも参考例ですが、周回を重ねるごとに頭を使いながら取り組むのがいいでしょう。
丸暗記でスラスラ書くのではなく、苦手部分の把握や実力テストのように制限をかけて勉強するのがおすすめです。基礎をくり返すだけの学習方法はやめましょう。
これは、学校のような従来型の勉強方法ではなく、課題解決型学習(Problem-based Learning)という方法で、アクティブラーニングの1つでもありますが、この方法にすることで、体験や痛みを伴う為、知識が定着しやすくなり、生きた知識を得られた状態になるので、応用もききやすくなります。
— ひさじゅ@Web系就職に強いプログラミングスクールRUNTEQ (@hisaju01) April 13, 2022
プログラミングスキルは座学では伸びません。課題解決をし、実装を体験しながら徐々に定着していきます。
課題解決型の学習法をPBL(Problem Based Learning)といいます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
2.道場コースで難しいと思ったところは飛ばす
Progateには道場コースという難易度の高い力試しのようなモードがあります。学習コースの後だと難しすぎて挫折しそうになりますが、わからなくても進みながら学習していきましょう。なぜなら、今はわからなくても腑に落ちるタイミングがくるからです。
- わからない前提で問題を解いていく
- 不明点や悩んだ時は答えを見て1個ずつ理解する
- つまづいた部分を調べながら解決法を見つける
エラーが出たときは、現場で活躍しているWebエンジニアも調べながら答えを見つけて次に進んでいます。なにも、最初から全員がスラスラと理解しているわけではないのです。
そのため、難しい部分があってもいずれ理解が深まると思いながら先に進んでいきましょう。目の前のことを1個ずつ解決していけば、最終的には点と点がつながり線になります。
わからなくても進むマインドを持って取り組むことが大事です。
3.全体像を掴むことを目的に学習する
Progateで効率的に学習を進めていくなら、意地でも自分の力で解決しようとするのはやめましょう。
真面目な人がやりがちですが、わからない部分があったとしても答えを見ながら進んで大丈夫です。
- 基礎部分はルールが大半で考えても意味がないことが多い
- コードの1文字が抜けてエラーが出る凡ミスなどもある
- 全体像や概念などを大まかに理解することが大事
プログラミングを始めたばかりだと、理解も浅いので考えたところで答えが出ないことも多いです。
「こういうルールだからこういう書き方をする」といったシンプルな解決方法も多いため、あまり悩みすぎずに次へと進んでいきましょう。
脳内にインデックスを作るイメージで進めるといいでしょう。
「ああ、そういえばあの部分でこんな内容を勉強したな〜」
という程度でOKです。この程度の知識で何かを作りながら、わからないことがあるたびに戻ってきたらいいだけです。
細かいミスに捉われすぎず、全体像を掴むことを目的に学習を進めていってくださいね。
プロゲートの後にやるべきこと
結論から言うと、プロゲートでまだ勉強していないことを重点的にやっていくのが王道のルートになります。
【できること】
- さまざまなプログラミングの知識がある
- 基礎構文や命令文などが書ける
【できないこと】
- 環境構築の方法
- アプリの開発
- ポートフォリオの作成
具体的には以下の行動がProgateの不足部分を補えるためおすすめです。
- 開発環境の構築を学ぶ
- テキストエディタの使い方を学ぶ
- サンプルコードの写経を始める
- ポートフォリオを作成する
- Ruby on Rails チュートリアルでWeb開発の基本を学ぶ
1〜3はプログラミングを始める前段階で必要な手順になります。プロゲートでは初心者が挫折しないように開発環境の構築やテキストエディタなどは用意されていますが、本来は自分で用意しないといけません。その準備のための学習をすればプロゲート学習後もステップアップできるでしょう。
学習面で言えば、自ら手を動かしながらポートフォリオを作成したり中級者向けのRuby on Rails チュートリアルがおすすめです。
Web制作でもWeb開発でも1からサイトを作る経験は、さまざまなコードに触れたり調べながら解決する自走力も身につきます。
Webエンジニアとして企業に面接するときも、質の高いポートフォリオはアピールポイントになるため、アウトプットを中心とした学習方法を試してみてください。
プロゲートの学習後にやるといい具体的な行動プランは、以下の記事でより細かく解説しています。プロゲートでの基礎固めが終わった方はぜひ参考にしてみてくださいね。
正しくスキルを身につけるならRUNTEQへ!
プロゲートは初心者が学習を進める序盤のツールとしては最適なものです。しかし、学習を進める中では以下の問題も出てきます。
- わからないときに質問ができない
- 基礎固めしかできない
- 学習後に質の高いポートフォリオ作成ができるか不安
基礎固めが終わった状態は、いわばWebエンジニアになるための最初の一歩を踏み出した状態です。大切なのはその後に目標に向かって進んでいくことです。
プロゲートだけの場合では応用力が身につかず、なんとなく理解した状態でスキルもあやふやになっている可能性も高いでしょう。
弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ」では、そのような悩みを解消するような以下の特徴を持っています。
- 1,000時間ごえの圧倒的カリキュラム
- 就職後に必要なポートフォリオをサポート
- RUNTEQ生徒限定のコミュニティ
「わからないことがわからない」といった状態は、プログラミング学習のモチベーション低下に繋がります。また、就職・転職で重要とされているポートフォリオの質を高くするには経験者からフィードバックをもらうことも必要でしょう。
RUNTEQでは、開発現場のノウハウを詰め込んだ課題解決型のカリキュラムや就活に関する相談ができる環境が整っています。
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おわりに
今回の記事では、プロゲートでの学習は「意味がない」と言われる理由ついて解説しました。
- Progateは基礎固めには最適
- 頭で考えずに数をこなす学習方法は意味がない
- Progate学習後は環境構築やポートフォリオ作成に取り組もう
Progateをやっても意味がないと言われる原因は、実力が身に付かないといった理由でした。基礎固めだけをしてもその場で足踏みをしている状況なので、次につながる行動を積極的に起こしていくのが大事です。
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