「Web開発で使われる言語やフレームワークのおすすめを知りたい」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
プログラミングの勉強を始めてWeb系の開発の情報を調べていくなかで、ある程度の知識がついた後には、具体的にどのような言語を勉強すれば良いか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、下記の内容を解説していきます。
- 「Web開発」に使われる言語やフレームワークのシェア
- シェアが高い言語やフレームワークから学習を始めるべきではない理由
- 未経験からWeb系エンジニアになるために学習すべき言語とフレームワークは?
今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつもWeb系エンジニアへの転職を目指す人に向けてのプログラミングスクールを運営している弊社が、Web開発で使われているメジャーなプログラミング言語や、よりプログラミングを効率的に学習するための言語の選び方について解説していきます。
この記事を最後まで読むことで、Web系開発の道に進む際に言語選びの参考になり、より効率的に学習を進められるようになるでしょう。
Web開発に興味を持っている方には有益な情報ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。
\数あるスクールの中でNo.1!本当に実力がつくスクールRUNTEQ/
「Web開発」に使われる言語のシェア
Web開発で使われているプログラミング言語のシェアは、エン・ジャパン株式会社の「Webサービスの開発環境ランキング」によると以下のようになっています。
- 1位:JavaScript / PHP
- 3位:Python
- 4位:Ruby
- 5位:Java
- 6位:TypeScript
- 7位:Go
- 8位:Swift
- 9位:Kotlin
- 10位:C#
(参考:エン・ジャパン株式会社の「Webサービスの開発環境ランキング」)
1位のJavaScriptはフロントエンド側の開発のなかでは、使いやすく人気なプログラミング言語の1つです。ログイン画面を作成したりポップアップを表示したり、動きのあるWebサイトを作るときに活躍します。
同率1位のPHPはシンプルな構文で書きやすく、言語としての役割が多く汎用性の高いサーバーサイド言語として有名です。
ログイン機能や投稿機能などもPHPで作ることができて、皆さんもご存じのFacebookなどもPHPにより作られています。
同率1位のPHPやJavaScriptの共通点としては、相対的に比べて他の言語よりも学習がしやすく、さまざまなことができる汎用性の高さでしょう。
「Web開発」に使われるフレームワークのシェア
Web開発をする際に使われるフレームワークのシェアも同じくエン・ジャパン株式会社の「Webサービスの開発環境ランキング」によって、以下のようなランキングになっています。
- 1位:Vue.js / React
- 3位:Ruby on Rails
- 4位:Laravel
- 5位:Spring
- 6位:Angular
- 7位:CakePHP
- 8位:.NET
- 9位:Flask
- 10位:Django
(参考:エン・ジャパン株式会社の「Webサービスの開発環境ランキング」)
フレームワークとは、よく使う機能を事前に開発しまとめてある枠組みのことです。フレームワークを利用することで手間が省けるため、より効率的に開発できます。
ベンチャー企業などを中心に人気となっているRuby on Railsは、人気なフレームワークの1つです。習得しやすく求人も多いため未経験者におすすめできるフレームワークの1つです。
Ruby on Railsを差し置いて1位に上がっているのが、ReactとVue.jsです。
ReactとVue.jsは、先ほどもWeb開発ランキングで上位を獲得したJavaScriptのフレームワークで、Webサイトに動きをつけたりユーザーが見える画面である、フロントエンド開発が得意なフレームワークになっています。
最近ではユーザーにとって利便性の高いWebサイトとなるようなUI・UXに対しての需要が上がっています。企業側もUI・UXを改善していきたいと考えているため、UIを構築するライブラリであるReactがランキング上位に位置しています。
シェアが高い言語やフレームワークから学習を始めるべきではない理由
さきほど紹介した言語やフレームワークは、いまの段階でシェア率の高いものになります。もちろん利便性が高く案件数が多いなど数々のメリットがあるためシェア率が高いですが、一方で未経験者の求人が多いと言うわけではありません。
つまるところ経験者にとってはいい言語であっても、未経験者すべてに当てはまる万能な言語ではないということです。
そのため、プログラミング学習を始めたばかりの未経験者の場合であれば、未経験エンジニアとして就職できる可能性が高い言語を優先的に習得することが大事になるでしょう。
たとえば、RubyとPythonを比較してみると、案件数や年収だけで言えばPythonに軍配が上がります。しかし、未経験で就職することだけを考えれば、Rubyを学習して充実したポートフォリオを用意したほうが、未経験からエンジニアになりやすいでしょう。
最近エンジニアの中でも注目されているGoの場合でも同じです。Goは平均年収も高く需要もますます上がると言われていますが、学習ハードルは高く企業も現場経験3年以上〜など経験者を優遇する場所も多いです。
未経験からの学習難易度の高さや就職するためのハードルなど、総合的に考えると未経験者にはRubyが向いていると考えられます。
弊社は未経験からWeb系エンジニアへの転職を専門とするプログラミングスクールRUNTEQを運営していますが、RUNTEQのカリキュラムはRubyとRuby on Railsを中心に作成されています。
その理由としては、理由はWeb系企業で最も求人が多く、未経験の受け入れが可能なバックエンドエンジニアのフレームワークには「Ruby on Rails」が一番使われているからです。
未経験からWeb系エンジニアになるために学習すべき言語とフレームワークは?
未経験者からWeb系エンジニアになるのであれば、以下の言語とフレームワークがおすすめです。
- 未経験者からの求人数が多い
- バックエンドエンジニアの求人はRuby on Railsが一番多い
- JavaScriptのフレームワークで最も使われている
- 未経験でも多少Reactを使えることが最近では求められている
案件数で言えばRuby on Railsでの案件はかなり多いです。未経験者でも学びやすく求人数が多い言語を選ぶと就職のときも困らないためおすすめです。
実際WantedlyにてRuby on Railsの案件を探すと以下のような結果になります。
学習するべきプログラミング言語の選び方
求人や案件の数が多い
言語別に求人や案件の数が変わるため、なるべく仕事が多い言語を選ぶ事が判断基準の1つです。調べ方としてはWantedlyやDODAなどの求人サイトで、言語ごとに検索すれば案件数が出てくるので調べてみるのもいいでしょう。
案件が多い言語であるほど仕事の獲得のしやすさにつながります。
- Python(5,333件)
- PHP(5,102件)
- Java(4,621件)
(参考:転職サイト「DODA」)
これらの言語は求人数が多く、エンジニアとして活躍できる場も多いでしょう。
本業や副業など目的で決める
プログラミングをどのような形で仕事にするか目的で決める方法もあります。
- 本業でしっかりと稼ぐ
- 副業で月に5万円
働き方や稼ぎたい金額から逆算すれば学ぶべき言語の選択肢を絞ることができるでしょう。たとえば副業でお金を稼ぎたいと考えているのであれば、Webサイト制作などでHTML・CSS・JavaScriptを勉強してみると考えてみるのもいいでしょう。
またWeb制作だと稼げるお金が少ないため、さまざまな動的なWebページの作成に向いているPHPを学ぶなど目的によって考えるのもいいのではないでしょうか。
汎用性が高くさまざまなことができる
言語によってできることや言語ならではの強みがそれぞれ違う場合があります。そのため、さまざまなことができる言語を選ぶのが無難になるでしょう。
汎用性の高い言語であれば携われるプロジェクトの幅が広がります。言語を勉強するには時間がかかるため、以下のようなことから逆算してみると良いでしょう。
- 何を作りたいのか?
- どんなことをしたいのか?
たとえばWeb開発に特化したいならPHPやRubyを学習したり、AI開発などこれからの将来性が広がりそうな分野で活躍したいならPythonを学習するなどです。
自分のやりたいことや目標から逆算してプログラミング言語を選ぶのも1つの手です。
習得の難易度が低い
未経験者におすすめしたいのが、習得する前の学習時間やハードルが低いかどうかを基準にすることです。将来性が高く平均年収も高いGoなどの言語だと、未経験者には学習が難しく中で挫折する可能性も高いでしょう。
そのため未経験でプログラミングを学習するなら、まずは手を出しやすい習得難易度の言語を選ぶのがおすすめです。プログラミング言語は構文などが違えど、大まかな書き方などは同じため、1つの言語を極めれば他の言語にも応用できる部分は出てきます。
まずはエンジニアとしての経験を積むために、さまざまな言語のなかでも学習ハードルが低いものを基準に選んでみてもいいでしょう。
おわりに
今回の記事では、Web開発で使われている言語の全体像について解説しました。
- Web開発にはJavaScriptやPHPがよく使われている。
- 求人数の多さや習得難易度を基準に考えると未経験者にはRubyがおすすめ
- 人気ランキングで決めるのではなく自分の目的に応じて言語を選択する必要がある
今回の記事でのポイントとしては、どのような目的でプログラミング言語を勉強するかを明確にすることです。未経験者からのエンジニア転職を考えているのであれば、習得のしやすさと求人の多さで選ぶことで効率的に学習を進められてエンジニア転職にも繋がりやすいです。
\数あるスクールの中でNo.1!本当に実力がつくスクールRUNTEQ/