「エンジニア転職したいけど、プログラミングスクールは本当に必要?」
「『やめとけ』『必要ない』って聞くけど、独学でも大丈夫なのかな…」
プログラミングスクールを検討しているのに、「必要ない」「やめとけ」といった意見を目にすると、不安になりますよね。高額な費用がかかるだけに、本当に自分に必要なのか、慎重に判断したいはずです。
この記事では、「プログラミングスクールは必要ないのか?」という疑問に徹底的にお答えします。スクール不要論の根拠から、独学とスクールのメリット・デメリット、そして最終的にあなたがどちらを選ぶべきかの判断基準まで、網羅的に解説します。
今回の記事では、Web系の開発会社を運営しつつ、未経験からWeb系エンジニアを目指す方向けのプログラミングスクール「RUNTEQ」を運営している弊社が、可能な限り客観的な視点から、プログラミングスクールに通う必要はあるかどうかについて解説していきます。
プログラミングスクールの特徴からメリット・デメリットまで網羅的に知ることができますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
プログラミングスクールが「必要ない」「やめとけ」と言われる理由
まずは、プログラミングスクールが「必要ない」や「やめとけ」と言われる理由について詳しく解説していきます。
理由1:独学に比べて費用が高すぎる
最も大きな理由の一つが、受講料の高さです。無料や低価格のスクールもありますが、一般的に転職を目指すような質の高いスクールでは、数十万円(40〜60万円程度が相場、中には100万円超も)の費用が必要です。 これは、多くの人にとって大きな経済的負担となります。
一方で、独学であれば書籍代やオンライン教材費を合わせても数万円程度に抑えることが可能です。この費用差を考えると、「高額な費用を払ってまでスクールに通う必要はない」と感じる人が多いのは自然なことです。
理由2:高額な費用を払っても挫折する可能性がある
高い受講料を払っても、必ずスキルが身につくとは限りません。途中で挫折してしまう可能性も十分にあります。
確かに、多くのスクールには質問対応やメンター制度などのサポートがあります。しかし、最終的に学習を進めるのは自分自身であり、受け身の姿勢ではスキルは身につきません。
- 仕事やプライベートが忙しく、学習時間を確保できない
- カリキュラムの難易度についていけない
- エラー解決や課題に取り組むモチベーションが続かない
- そもそもプログラミング自体に興味を持てなかった
「入ったから大丈夫」ではなく、自ら学ぶ意欲がなければ、高い費用が無駄になってしまうリスクがあります。
理由3:独学でもエンジニア転職を成功させている人がいる
実際に、プログラミングスクールに通わず、独学でスキルを習得し、エンジニアとして転職を成功させている人は存在します。
現在では、質の高い学習リソースが無料または安価で手に入りやすくなっています。
- 書籍: 体系的に知識を学べる。技術書専門のサブスクリプションサービスも。
- オンライン学習サイト: Progate (初心者向け), ドットインストール (動画), Udemy (動画講座多数), Coursera (大学レベルの講座) など。
- 公式ドキュメント: プログラミング言語やフレームワークの一次情報。
- YouTube: 無料で解説動画が豊富。
- Q&Aサイト: Stack Overflow (英語圏最大), teratail (日本語) などで疑問を解決。
- 技術ブログ/記事: Qiita, Zenn などで実践的な情報収集。
これらのリソースをうまく活用し、強い意志を持って継続的に努力すれば、独学でもエンジニアに必要なスキルレベルに到達することは可能です。そのため、「わざわざ高額なスクールに通う必要はない」と考える人もいます。
理由4:「やめとけ」と言われる質の低いスクールも存在する
残念ながら、すべてのプログラミングスクールが質の高い教育を提供しているわけではありません。「プログラミングスクール やめとけ」という評判には、以下のような問題のあるスクールに対する批判も含まれています。
- 「転職保証」を謳い文句にしているが、紹介先が本人の希望と合わないSES企業中心
- カリキュラム内容が薄く、実践的なスキルがほとんど身につかない
- 誇大広告(「誰でも簡単に稼げる」「すぐにフリーランス」など)
- 講師の質が低い(現役エンジニアではない、サポートが不十分など)
- 受講生のサポートよりも、利益を優先する運営体制
スキルが身につかないまま、本意ではない企業に斡旋され、結果的に後悔するケースも少なくありません。 このようなスクールの存在が、「プログラミングスクールは必要ない」という意見に繋がっている側面もあります。
理由5:「スクール卒=実力不足」と見なす企業も存在する
一部の企業や現場エンジニアの間では、「スクール卒は実務で使えない」という厳しい意見も聞かれます。
これは、一部のスクールのカリキュラムが画一的で、卒業生のポートフォリオが似通っていたり、実務で求められる応用力や自走力が不足しているケースがあるためです。
- スクールでの学習だけでは、実務経験とは見なされない
- カリキュラム内容が基礎的すぎたり、古かったりする
- 卒業制作(ポートフォリオ)が他の卒業生と酷似している
- 「フリーランスになれる」等の安易な訴求をするスクール出身者は、早期離職を懸念される
- 受け身の学習姿勢が抜けず、自ら課題を見つけて解決する能力(自走力)が低い
企業によっては、特定のスクール名をネガティブに捉えている場合すらあります。もちろん、これは全てのスクールや卒業生に当てはまるわけではありませんが、このような見方が存在することも事実です。
理由6:スクールに通っても「開発未経験」である事実は変わらない
プログラミングスクールで学習を修了しても、それはあくまで「学習経験」であり、「実務での開発経験」ではありません。
スクールでの学習は、基礎知識のインプットや個人でのアプリ開発が中心となり、実際の現場で行われるようなチーム開発や複雑な要件への対応、既存コードの保守・改修といった経験までは積めないことがほとんどです。
そのため、企業から見ればスクール卒業生も「実務未経験」の枠組みで評価されることが多く、「スクールに行ったからといって、即戦力として扱われるわけではない」という現実があります。この点から、「スクールは意味がない」と感じる人もいます。
プログラミング独学のメリット:なぜスクールなしでも可能なのか

メリット1:圧倒的に費用を抑えられる
独学の最大のメリットは、費用を大幅に抑えられる点です。
数十万円かかるスクールとは異なり、独学なら書籍代や必要なオンライン教材費(月額数百円〜数千円のサービスや、買い切り型の動画教材など)を合わせても、総額で数万円程度に収まる場合が多いです。 無料のリソースだけでもかなりの学習が可能です。
メリット2:自分のペース・興味に合わせて学習できる
独学は、時間や場所に縛られず、完全に自分のペースで学習を進められます。
カリキュラムも自分で決められるため、興味のある技術を深く掘り下げたり、苦手な分野に時間をかけたりと、柔軟な学習計画が可能です。
仕事や学業で忙しい人、特定の分野だけを集中的に学びたい人にとっては、スクールの固定されたスケジュールよりも独学の方が適している場合があります。
メリット3:問題解決能力・自走力が身につく
独学では、エラーの解決や情報の取捨選択、学習計画の立案・実行まで、すべて自分で行う必要があります。これは困難な道のりですが、乗り越えることで、エンジニアにとって不可欠な「自ら調べて問題を解決する能力(自走力)」が自然と鍛えられます。
現場では、誰もが手取り足取り教えてくれるわけではありません。独学を通じてこの自走力を身につけることは、エンジニアとして働く上で大きな強みとなります。
プログラミング独学のデメリット:挫折しないための注意点

デメリット1:挫折率が非常に高い
独学の最大の壁は、挫折のしやすさです。実際に「プログラミング学習者の約9割が挫折を経験した」というアンケート結果もあるほど、独学での完遂は容易ではありません。
(参考:侍エンジニアブログ)
主な理由は、後述する「質問できる相手がいない」「モチベーション維持が難しい」「学習の方向性が分からない」といった点に集約されます。壁にぶつかったときに、自力で乗り越え続ける強い精神力が必要です。
デメリット2:学習の方向性を見失い、効率が悪くなりがち
独学では「何を」「どの順番で」「どのくらいの深さまで」学ぶべきか、自分で判断しなければなりません。目標が不明確だったり、情報が多すぎたりすると、学習の方向性を見失い、非効率な学習に陥りがちです。
- 最終的な目標(作りたいもの、なりたい職種)が定まっていない
- 目標達成に必要ない技術や、古くなった情報を学んでしまう
- 基礎を疎かにして、いきなり応用的な内容に手を出してしまう
- 教材や情報源が多すぎて、どれを信じればいいか分からなくなる
例えば、Webアプリケーション開発を目指すのに、Webデザインのスキルばかり磨いたり、データサイエンス系の言語を学んだりするのは遠回りです。
目的意識を持って、適切な学習ロードマップを描けないと、貴重な時間を浪費してしまう可能性があります。
デメリット3:モチベーションの維持が難しい
一人での学習は孤独であり、モチベーションを維持するのが困難です。
- エラーが解決できず、長時間停滞してしまう
- 学習の進捗や成長を実感しにくい
- 一緒に学ぶ仲間や、目標となる存在がいない
- 長期的な学習計画を立てても、実行し続けるのが難しい
- 仕事やプライベートとの両立が困難
プログラミング習得には一般的に1,000時間以上の学習が必要とも言われています。
この長い道のりを一人で走り続けるには、強い意志と、モチベーションを維持するための工夫(学習記録をつける、小さな目標を立てる、SNSで進捗を発信する、コミュニティに参加するなど)が不可欠です。
デメリット4:疑問点やエラーを解決できずに行き詰まる
独学では、わからないことや解決できないエラーに直面した際、すぐに頼れる人がいません。
Q&Aサイトや技術ブログで調べて解決できることもありますが、初学者特有の簡単なミスや環境構築の問題など、検索だけでは解決が難しい場合も多々あります。
1つのエラーで何時間、場合によっては何日も悩んでしまい、学習がストップしてしまうことも珍しくありません。これが挫折の大きな原因となります。
また、技術的な疑問だけでなく、キャリアパスや学習の方向性といった悩みも相談できる相手がいないため、不安を抱えやすくなります。
デメリット5:転職活動をすべて自力で行う必要がある
独学の場合、スキル習得後の転職活動もすべて自分一人で行わなければなりません。
- 魅力的なポートフォリオの企画・開発・公開
- 求人情報の収集と比較検討
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 企業ごとの面接対策(技術面接含む)
- 業界・企業研究
- 給与交渉など
特に未経験からの転職では、企業に「採用したい」と思わせる質の高いポートフォリオ作成が重要ですが、独学ではそのクオリティを客観的に評価したり、効果的なアピール方法を考えたりするのが難しい場合があります。
転職エージェントを利用する方法もありますが、経験者ではない方がエージェントを使うとスクールのような一貫したサポートは得られにくいです。
デメリット6:自身のスキルレベルを客観視しにくい
独学では、自分のスキルがどの程度のレベルにあるのか、市場価値はどのくらいなのかを客観的に判断する機会が少ないです。
比較対象となる仲間や、フィードバックをくれる指導者がいないため、「どのくらいの企業を目指せるのか」「今のスキルで通用するのか」といった現在地が把握しづらいのです。
過度に自信過剰になったり、逆に自信を持てずに転職活動に踏み切れなかったりする可能性があります。
プログラミングスクールで学習するメリット:独学の壁をどう越えるか

メリット1:効率的な学習カリキュラムとロードマップ
質の高いスクールでは、目標達成(例:Webエンジニア転職)から逆算して設計された、体系的なカリキュラムが用意されています。「何を」「どの順番で」学べば良いかが明確なため、独学で陥りがちな「学習の迷子」を防ぎ、効率的にスキルを習得できます。
初心者にとっては、何から手をつければ良いか分からない状態から、ゴールまでの道筋を示してもらえるのは大きなメリットです。
メリット2:モチベーション維持の仕組みと学習環境
スクールには、独学での挫折要因となるモチベーション低下を防ぐ仕組みがあります。
- 学習仲間との交流: 同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨したり、情報交換したりすることで、孤独感を解消し、刺激を受けられます。
- 定期的な進捗確認やメンタリング: 学習の遅れや悩みを相談でき、学習ペースを維持しやすくなります。
- コミュニティイベント: 勉強会や交流会などを通じて、学習意欲を高められます。
自分一人では難しい学習の継続を、環境の力でサポートしてくれるのがスクールの利点です。
メリット3:疑問点やエラーをすぐに質問・解決できる環境
独学での大きな壁である「疑問点・エラーの解決」において、スクールは強力なサポートを提供します。質の高いスクールであれば、現役エンジニアの講師にチャットや面談などで直接質問でき、独学なら何時間もかかっていた問題を迅速に解決できます。
これにより、学習の停滞を防ぎ、スムーズに次のステップへ進むことができます。特に初学者がつまずきやすい環境構築や初歩的なエラーで挫折するリスクを大幅に減らせます。
メリット4:客観的なフィードバックとスキルレベルの把握
スクールでは、課題や制作物に対して講師から客観的なフィードバックをもらえます。自分のコードの良い点・悪い点、改善すべき点を具体的に指摘してもらうことで、独学では気づきにくい弱点を克服し、スキルレベルを正確に把握できます。
また、他の受講生の進捗や成果物を見ることで、自分の現在地を確認し、目標設定の参考にすることも可能です。
メリット5:質の高いポートフォリオ作成のサポート
未経験からのエンジニア転職において、ポートフォリオ(自身のスキルを証明する成果物)の質は極めて重要です。多くのスクールでは、単なる課題制作だけでなく、転職活動で企業に評価されるような、オリジナリティのあるポートフォリオ作成をサポートしてくれます。
アイデア出しの壁打ちから、技術選定のアドバイス、実装のサポート、コードレビュー、効果的な見せ方まで、独学では得難い専門的な支援を受けられる場合があります。
弊社が運営するプログラミングスクール「RUNTEQ」では、既存サービスの模倣ではない、受講生自身の課題解決アイデアに基づいたポートフォリオ作成を重視し、企画段階から開発、リリース後の改善まで伴走します。
メリット6:転職活動の包括的なサポート
多くの転職支援付きスクールでは、スキル習得後の転職活動までサポートしてくれます。
- 履歴書・職務経歴書の添削
- ポートフォリオの見せ方指導
- 面接対策(模擬面接、技術面接対策)
- キャリア相談(企業選び、キャリアプラン)
- 求人紹介(スクールによっては企業との繋がりがある場合も)
プログラミングスキルだけでなく、転職活動のノウハウも含めて一貫したサポートを受けられるため、独学に比べて有利に転職活動を進められる可能性があります。 ただし、後述するように「転職保証」には注意が必要です。
プログラミングスクールで学習するデメリット:知っておくべき注意点

デメリット1:高額な費用がかかる
やはり最大のデメリットは費用です。数十万円単位の投資が必要となり、これは独学と比べて圧倒的に高いコストです。 分割払いができるスクールも多いですが、それでも負担が大きいことに変わりはありません。
「その費用に見合う価値があるか」「もし挫折したらどうするか」を十分に検討する必要があります。
デメリット2:必ずしも転職・スキル習得が保証されるわけではない
スクールに通ったからといって、誰もが必ず希望通りに転職できたり、目標のスキルレベルに到達できるわけではありません。最終的には本人の努力と学習への取り組み方が結果を左右します。
「スクールに入れば安心」という受け身の姿勢では、費用対効果を得られない可能性があります。また、「転職保証」を謳うスクールもありますが、保証される就職先が限定的(例:SES企業のみ)であるケースも多いため、内容をよく確認する必要があります。
デメリット3:画一的なカリキュラムで、自分のペースに合わない場合がある
スクールのカリキュラムは、多くの受講生に合わせて標準化されています。そのため、自分の学習ペースや興味・関心と完全に一致しない可能性があります。
- ペースが速すぎる/遅すぎる: 理解が追いつかなかったり、逆に物足りなく感じたりすることがあります。
- 興味のない技術も学ぶ必要がある: カリキュラムに含まれているため、あまり興味のない分野の学習にも時間を割く必要があります。
独学のような完全な自由度はないため、ある程度はスクールのペースや内容に合わせる必要があります。
デメリット4:質の低いスクールを選んでしまうリスク
前述の通り、残念ながら質の低いスクールも存在します。カリキュラムが古かったり、講師の質が低かったり、サポートが不十分だったりするスクールを選んでしまうと、時間とお金を無駄にするだけでなく、プログラミング学習自体に悪い印象を持ってしまう可能性すらあります。
スクール選びは非常に重要であり、入念な情報収集と比較検討が不可欠です。
【結論】あなたにプログラミングスクールは必要か?判断基準を解説
ここまで独学とスクールのメリット・デメリットを見てきました。では、結局あなたにとってプログラミングスクールは必要なのでしょうか?
結論としては、「目的」「学習スタイル」「予算・時間」によって必要性は大きく変わります。 一概に「絶対必要」「全く不要」と言えるものではありません。
項目 | プログラミングスクールがおすすめな人 | 独学がおすすめな人 |
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目的 |
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学習スタイル |
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予算・時間 |
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※横にスクロールできます
プログラミングスクールが必要ない可能性が高いケース
- プログラミングを趣味や教養として学びたい
- 費用をかけずに自分のペースでゆっくり学びたい
- すでに基礎知識があり、特定の技術だけを深掘りしたい
- 自走力に自信があり、独力で問題解決できる
- 転職を急いでいない、または転職自体が目的ではない
これらの場合は、高額な費用を払ってスクールに通うメリットは少ないかもしれません。書籍やオンライン教材を活用した独学で十分目的を達成できる可能性があります。
プログラミングスクールを検討する価値があるケース
- 未経験からWebエンジニアとして本気で転職を目指している
- 独学での挫折経験がある、またはモチベーション維持に不安がある
- 効率的に学習を進め、短期間でスキルを習得したい
- 質問できる環境や、質の高いポートフォリオ作成・転職サポートが欲しい
- 学習への投資(費用・時間)を惜しまない覚悟がある
特に未経験からのエンジニア転職を目指す場合、企業が求めるスキルレベルは年々上がっており、独学だけでそのレベルに到達し、さらに転職活動を成功させるのは簡単なことではありません。企業側も即戦力に近い人材を求めており、単に「スクールを卒業した」だけでは評価されにくくなっています。
質の高いスクールであれば、効率的な学習カリキュラム、疑問をすぐに解決できる環境、実践的なポートフォリオ作成支援、そして転職活動のノウハウ提供といった、独学では得難いサポートを受けられます。これらは、転職成功の確率を高める上で大きな助けとなり得ます。
ただし、スクールに通う場合でも、主体的に学習に取り組む姿勢がなければ意味がありません。また、スクール選びを間違えると時間とお金を無駄にしてしまうため、次に解説する「通う価値のあるプログラミングスクールの特徴」をしっかり見極めることが重要です。
後悔しない!通う価値のあるプログラミングスクールの特徴

もしプログラミングスクールを検討する場合、以下の特徴を持つスクールを選ぶことを強くおすすめします。
特徴1:講師が現役エンジニア、かつ質が高い
スクール選びで最も重要な要素の一つです。講師が現役エンジニアであれば、現場で使われている生きた技術や、開発現場の実情に基づいたアドバイスを受けられます。
単に「現役エンジニア」というだけでなく、教えるスキルや、受講生に寄り添う姿勢があるかも確認したいポイントです。無料カウンセリングなどで講師と話してみるのも良いでしょう。
現場経験のない学生アルバイトや、卒業生がそのまま講師をしているようなスクールは、質の高い指導が期待できない可能性があるため注意が必要です。
特徴2:カリキュラムが実践的で、自走力を養える内容か
単に知識をインプットするだけでなく、実際に手を動かして開発する経験を積めるか、そして「自ら考えて問題を解決する力(自走力)」を養えるカリキュラムになっているかが重要です。
- 基礎だけでなく、応用的な内容やチーム開発の経験が含まれているか
- 課題が実践的で、現場の開発に近い経験ができるか
- 答えを教えるだけでなく、受講生自身に考えさせる指導方針か
- 技術的にモダンで、市場価値の高いスキルが身につくか
安易に「簡単」「誰でもできる」と謳うスクールよりも、ある程度の難易度と学習量が求められる、骨太なカリキュラムを持つスクールの方が、結果的に力がつきます。
特徴3:ポートフォリオ作成支援が充実しているか
未経験転職において、ポートフォリオはあなたのスキルを証明する最も重要な武器です。単に「作らせる」だけでなく、アイデアの壁打ちから、技術的なアドバイス、コードレビュー、そして企業に響く見せ方まで、質の高いサポートを提供してくれるスクールを選びましょう。
卒業生のポートフォリオが公開されていれば、そのレベルを確認するのも有効です。テンプレート的な作品ばかりでなく、オリジナリティのある多様なポートフォリオが見られるスクールは、サポートが充実している可能性が高いです。
特徴4:転職サポートが「質」を伴っているか(「保証」に注意)
転職サポートの内容はスクールによって様々です。単に求人を紹介するだけでなく、キャリア相談、書類添削、面接対策などを個別に行ってくれるかを確認しましょう。
特に注意したいのが「転職保証」です。保証される就職先がSES企業などに限定されているケースが多く、必ずしも自分の希望に合った転職ができるとは限りません。 「保証」という言葉に惑わされず、サポートの質や、紹介される企業の傾向(自社開発、受託開発、SESの比率など)をしっかり確認することが重要です。
特徴5:卒業生の就職実績(特にWeb系開発企業)
スクールの実力を示す最も分かりやすい指標の一つが、卒業生の就職実績です。特に、Web系エンジニアに人気の高い「Web系開発企業」への就職実績が多いスクールは、カリキュラムやサポートの質が高い傾向にあります。
公式サイトで具体的な企業名や就職率(算出根拠も確認)を公開しているか、正直に情報開示しているかどうかも、スクールの信頼性を判断する材料になります。
弊社が運営する「RUNTEQ」では、卒業生の多くがWeb系開発企業(自社開発・受託開発)へ転職しています。具体的な実績は公式サイトや無料キャリア相談会でご確認ください。
特徴6:料金体系が明確で、相場から大きく外れていないか
料金が明確に提示されており、追加費用などがないかを確認しましょう。前述の通り、転職を目指すレベルのスクールの相場は半年〜1年程度の期間で40〜60万円程度が目安ですが、カリキュラム内容やサポート体制によって変動します。
極端に高額なスクール(例:100万円超)や、逆に極端に安価なスクール(無料含む)は、その理由(内容が薄い、サポートが不十分、紹介先が限定的など)を慎重に確認する必要があります。
昨今では「専門実践教育訓練給付金制度(Reスキル講座)」という制度があります。
この制度を使えば、最大80%受講料が返ってきます。
このように、昨今は国がITスキル習得に向けての教育に力を入れているため、プログラミングスクール受講の金銭的負担がどんどん下がっています。
例えば、プログラミングスクールRUNTEQが全額給付された場合は、自己負担がくは「110,000円」まで下がります。
おすすめのプログラミングスクール
ここでは、上記の「通う価値のあるスクールの特徴」を踏まえ、弊社運営のスクールをご紹介します。
Webエンジニア転職に特化:RUNTEQ(ランテック)

運営会社 | 株式会社スタートアップテクノロジー |
受講期間の目安 | 600〜1000時間(約5ヶ月〜) |
料金 | Webエンジニア転職コース:550,000円(税込) |
受講形式 | オンライン完結型 |
講師 | 現役エンジニアのみ |
年齢制限 | 受講自体に年齢制限なし。ただし、就職サポートは原則として「卒業時点で35歳未満」の方を対象。 |
主な学習技術 | Ruby, Ruby on Rails, JavaScript, HTML/CSS, SQL, Git, Docker, AWSなど(Web開発に必要な技術を網羅) |
質問対応時間 | オンラインで平日・土日問わず質問可能(詳細は要確認) |
実績 / 特徴 | ■実践的な課題とポートフォリオ制作で「現場で通用する力」を養成 ■現役エンジニア講師による質の高いコードレビューとサポート ■自社開発・受託開発企業への豊富な転職実績 ■活発な受講生コミュニティ ■独自の自動レビューシステムで学習効率UP |
RUNTEQは、「現場で活躍できるWebエンジニア」を育成することに特化した、超実践型のプログラミングスクールです。 開発会社が母体である強みを活かし、単なる知識の詰め込みではなく、実務で求められる「自走力」や「問題解決能力」を徹底的に鍛えるカリキュラムを提供しています。
自動プログラムレビューシステムや、現役エンジニア講師による手厚いサポート、オリジナリティを重視したポートフォリオ作成支援、そして豊富な転職実績が特徴です。
本気でWebエンジニアへの転職を目指す方、骨太な学習を通じて確かな実力を身につけたい方におすすめです。
オンライン完結型で、全国どこからでも受講可能です。
まとめ:自分に合った学習方法を見つけよう
今回は、「プログラミングスクールは必要ないのか?」という疑問について、独学とスクールの両面から徹底解説しました。
- 「必要ない」と言われる理由: 高費用、挫折リスク、独学成功者の存在、質の低いスクール、実務経験とのギャップなど
- 独学のメリット: 低コスト、自由なペース、自走力が身につく
- 独学のデメリット: 高い挫折率、非効率な学習、モチベーション維持困難、疑問解決の難しさ、転職活動の負担
- スクールのメリット: 効率的な学習、挫折しにくい環境、質問しやすい、客観的フィードバック、ポートフォリオ・転職サポート
- スクールのデメリット: 高コスト、必ず成功する保証はない、ペースが合わない可能性、スクール選びのリスク
- 結論: 必要性は目的・学習スタイル・予算による。本気の転職なら質の高いスクールは有力な選択肢だが、趣味や教養なら独学で十分な場合も
- 良いスクールの見極め方: 講師の質、実践的カリキュラム、ポートフォリオ・転職サポートの質、就職実績、料金の適正さ
プログラミングスクールは決して安くない投資ですが、質の高いスクールを選び、主体的に学習に取り組めば、独学よりも効率的に、かつ高い確率でエンジニア転職という目標を達成できる可能性があります。 一方で、目的や状況によっては独学の方が適していることもあります。
大切なのは、「必要か、不要か」を一般論で判断するのではなく、この記事で解説した判断基準や各メリット・デメリットを踏まえ、「自分にとって最適な学習方法は何か」を考えることです。
もしあなたが本気でWebエンジニアを目指しており、RUNTEQに少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度無料キャリア相談会にお越しください。あなたの状況に合わせた最適な学習プランをご提案します。